世界で生息している『野生の羊』にはいくつかの種類がありますが、一般にはアジア、ヨーロッパ、北アメリカなどの万年雪に覆われた高山地帯を中心に暮らしています。モンゴルでの野生の羊の多くは西南部のゴビアルタイ県にあるハンガイ山脈の高い山々で暮らしています。モンゴルに生息する野生の羊はほかの種類よりも特に体が大きいといわれています。そして足は細くて長く、毛は薄く、尻尾が短いのが特徴ですが、遊牧民が飼っている普通の羊ともよく似ています。体重は200キロ、体調は120センチというオスは大きく巻いた角を持っており、その長さは体長を超える160センチ~180センチにもなります。野生のオス羊はアルガルといい、メスはヤンギルと呼ばれ、メスの角はオスよりも短くなっています。野生の羊の色は1年の間に変化していきます。何よりも周りの自然や環境によって影響を受けるのです。一般的には薄い茶色が多いのですが、春になるとだんだんその色は薄くなっていき、おなかと口の周りは白い色をしています。野生の羊は山間部に生息する動物ですが、野生のヤギのように岩の多いところでは暮らしません。また、野生の羊は単独では行動しません。1,2頭~4,5頭、時には30~40頭もの大きな群れを作って牧草地に出ます。
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